卸売市場ってどんなところ?

今回も、新人職員の僕による市場紹介の第2弾です!
市場のことを全く知らずに入社し、1つ1つ覚えながら働いていますが、覚えたことをこのブログでアウトプットしていきたいと思います。
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卸売市場ってどんなところ

 

『卸売市場ってどんなところか知ってる?』
友人数人に聞いてみました。

「築地とか豊洲?」「魚のセリをしているところ?」
こんな意見しか出てきませんでしたが、僕自身もその程度でした。
知っていた市場の名前も、築地から移転した豊洲と大田市場くらいです。
やはり一般の人の認識もそんなものなんですね。

卸売という名前の通り、まずはお店を経営している人が買いにくるお店という役割があります。
工場や生産地からいったん市場に商品を集めて、それをお店に卸すというイメージです。
なので、一般の人は買えないんじゃないの?というイメージがつくんですね。

卸売市場は「卸売市場法」という法律で2種類に分かれています。

【中央卸売市場】
生鮮食料品等の流通及び消費上特に重要な都市及びその周辺の地域における生鮮食料品等の円滑な流通を確保するための生鮮食料品等の卸売の中核的拠点となるとともに、当該地域外の広域にわたる生鮮食料品等の流通の改善にも資するものとして、農林水産大臣の認可を受けて開設される卸売市場。

人口の多い都市にあり、農林水産大臣の認可を受けたものが「中央卸売市場」です。

【地方卸売市場】
中央卸売市場以外の卸売市場で、その施設が政令で定める規模以上の市場。
中央卸売市場以外で決められた大きさより大きなものが地方卸売市場です。

これは全く知りませんでした。
東久留米卸売市場は【地方卸売市場】に入ります。

中央卸売市場と地方卸売市場

東京都で中央卸売市場は、
豊洲市場
大田市場
豊島市場
淀橋市場
足立市場
板橋市場
世田谷市場
北足立市場
多摩ニュータウン市場
葛西市場
いやいや、正直全く知りませんでした。

地方卸売市場は、
東京都東久留米地方卸売市場
東京都練馬青果地方卸売市場
府中大東京綜合地方卸売市場
東京都国立地方卸売市場
東京フロリネット多摩生花地方卸売市場
東京都八王子魚市場地方卸売市場
東京都八王子北野地方卸売市場
八王子生花地方卸売市場
東京都青梅青果地方卸売市場
青梅インターフローラ地方卸売市場
第一花き立川地方卸売市場

東京都には卸売市場が意外と多くあり、そのほとんどが全く知られていないという・・・
これからは僕自身でどんどんその存在を皆様にお知らせしていきたいと思っています。

東久留米卸売市場の沿革

東京多摩青果株式会社は昭和22年5月に武蔵野市に本店を置くとともに、多摩地域に10カ所の支店を設置し、青果物の卸売市場業務を開始しました。
支店はその後、東京都国立地方卸売市場、東京都東久留米地方卸売市場などに集約され、現在の2市場体制となりました。
当市場は、昭和44年11月に田無と小平にあった市場を統合し、現在の形となったのです。
卸売市場法の施行を受けて、昭和48年1月1日付で開設者業務及び卸売業務の許可を受け、現在に至ります。
当市場は、第10次東京都卸売市場整備計画において地域拠点市場として位置づけられており、多摩地域における生鮮食料品流通の拠点の一つとなっています。
東京東久留米水産地方卸売市場に隣接しています。